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2010年4月12日 (月)

日野草城「青芝」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、5冊めの、日野草城の第2句集「青芝」を読みおえる。

 原著は、昭和7年、京鹿子発行所・刊。

 彼の句には、当時新しかったであろう語が登場する。

 たとえば、「タイピスト」というOL、「ココア」という飲物、など。

 この句集のあと彼は戦前の一時、新興俳句運動の先頭に立ったそうである。

 以下に5句を引く

一碗の佳き珈琲の惜む春

南座を出て春泥の四条あり

山の娘のすこやかにゆく躑躅かな

まなかひの白百合かをる小午餐(ランチ)かな

ふけて鳴く馬追を飼ふ隣かな

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