同人詩誌「青魚」№72
福井県鯖江市に在住の詩人をおもな同人とする詩誌、「青魚」のNo.72が出来上がってきた。
僕は4編のソネット、「ウィンク」、「仲間の死」(Mひひなさんの死を悼んだ作品)、「助け」、「同伴」を、2段組2ページに載せてもらった。
特筆すべきは、T幸男さんの「里の時雨」ほか29編と、S誓道さんの「ボクは共命鳥の片方の頭・ほか」だろう。
T幸男さんの作品は、ペン書き原稿を縮尺印刷して、長短30編の詩である。
以前のような、世を憤るというか、警世の句は少なくなり、少年時や若年時を懐かしむ作品が多くなったようだ。
S誓道さんの作品は、9編の詩に、「断簡集(九)」と題する箴言集が2段組80ページ続く。
熱心な信仰告白の詩として、現代に珍しいだろう。
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