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2010年8月 5日 (木)

「新訂 閑吟集」

003  「新訂 閑吟集」を読みおえる。

 岩波文庫、編者・不明、浅野建二・校注、1989年・刊。

 中世の隠者が、当時の小歌311首(数は、「詩経」の詩の数と合わせてある)を集成し、序文を付したもの。

 歌謡は上下層(良し悪しを言うのではない)に別れゆき、一方では八代集の短歌のようにレトリックが洗練されてゆき、一方では小歌などとなって庶民の真の心情を詠うようになる。

 全体の3分の2が恋歌とされ、恋の情の諸相が詠われる。

 昔も今も、人の情は変わらないなあ、と僕は思った。

 今の僕の作歌には、あまり助けにならない。

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