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2010年9月25日 (土)

詩誌「水脈」42号

001  福井県吉田郡に在住の詩人、T健隆さんが、同人詩誌「水脈(すいみゃく)」42号を送って下さった。

 同人詩誌「群青」の発行所、「群青の会」(僕方)宛てである。

 この42号は、「福井詩人会議・水脈20周年記念号」である。

 扉を含めて14名の詩の他、20周年記念の集いの報告、14名による特集「詩と出会った頃」、I信夫さんの連載評論「すずこ記」⑧⑨、Nえりさんの短編小説「窓際の流木」など、多彩である。

 詩では、A杏子さんが年老いた義父を描いた「秋陽」の第3連が、とくに心に残った。

   秋陽

      (前略)

近ごろはなにをしても機嫌がいい

――ありがとう

と言ってもらえるから

なにをしても私は嬉しい

ついついなにができるだろうかと

さがしてしまう

     (後略)

 

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