県内に在住の詩人・作家、S道明さんより、文学同人誌「青磁」の第27号を頂く。
県内の作家をおもな同人とする、小説・文学評論が柱の文学誌である。
S道明さんの、「川蝉色の記憶」、「短歌作家としての橘曙覧(3)」、「リフレイン雑感」を読む。
「川蝉色の記憶」は短編小説で、40年前にほのかな好意を持ちあった男女が、偶然に出会って、わずかな会話を交わして別れるストーリーである。
「短歌作歌としての橘曙覧(3)」はおもに、橘曙覧と交流があった、大田垣蓮月に就いて述べている。
「リフレイン雑感―「浪」考」は、中野重治の詩「浪」とその周辺を巡っての批評である。
コメント