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季刊同人歌誌、「棧橋」No.105を読みおえる。
散文では一部、読み通していないものがある。
僕は今号に、「たけふ菊人形祭」12首を載せてもらった。
手触りを感じたのは、池下寿子さんの「辛い鍋」12首である。たとえば、以下の2首。
苗植ゑし姑はよろこびバイク乗る息子いやがる秋のあめふり
多面体のあかるき面を見せて子はホットココアを入れくるるなり
昔にはやった言葉で言えば、生活のなかの不条理、だろうか。
96首~24首の力詠も尊いが、このような歌群に出会うことも、楽しみである。
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