アメリカの作家、リチャード・ブローティガン(1935~1984)の小説、「アメリカの鱒釣り」を読みおえる。
新潮文庫、2005年・刊。
ブローティガンは、7年の詩作のあと、1967年に発行された本書が世界中で200万部のベストセラーになり、カウンターカルチュアのイコン的存在となった、と紹介される。
本書では、アメリカの鱒釣りにかかわる、数十の奇譚が語られる。超現実的でもなく、幻想的というものでもない。
僕はもともと、カウンターカルチュアとかポップアートに、共感できない。
重厚長大ばかりが良いわけではないが、人生の真実はそういう所にはない、と僕には思える。
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