僕の蔵書に、「越前手漉和紙銘鑑」がある。
昭和50年、北陸通信社・発行。
福井県の旧・今立町には、手漉和紙の産地があり、その産品は越前和紙として、貴重がられている。
この本には、約60種の越前和紙のサンプルと、新門精一郎氏によるそれらの解説を収める。
また末尾には、「越前和紙 歴史年表」、「越前五箇 和紙の里案内(16ページの写真集を含む)」、「紙の祭り」も収められている。
加藤良夫氏による「紙の祭り」は、41ページにわたり(写真を含む)、貴重な文書である。
この本のページを繰ると、越前和紙を愛した郷土の詩人、故・則武三雄さん(越前和紙での著書もある)が偲ばれる。
写真は、箱の表である。
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