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2011年4月16日 (土)

村野四郎「体操詩集」

Cimg4890  高校文芸部の1年後輩で、今は高僧となられたW孝道氏に、同人詩誌「群青」を贈り続けていたところ、先日はお便りとともに、過分な誌代と、村野四郎詩集「体操詩集」初版を賜った。

 村野四郎(1901~1975)。

 昭和14年、アオイ書房・発行、東京堂・発売。

 限定500部のうち番外、自筆署名箋・付き。

 僕は高校生時代、東京創元社の「現代日本名詩集大成」第9巻(昭和36年・初版)の中に、西脇順三郎「近代の寓話」や竹中郁「象牙海岸」と共に、村野四郎「体操詩集」「亡羊記」を見つけて、喜び読んだ覚えがある。

 「体操詩集」は戦前ドイツ発のノイエ・ザハリヒカイト(新即物主義)に由るとされるが、僕には詩の構成的なところと機智に富むところが、新しく映った。

 W孝道氏は、高校生の僕が村野四郎の作品を好んだことを覚えていなさるが、今の僕は、谷川俊太郎から稲川方人まで読んでいる。

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コメント

tenawanboyさん、コメントを下さり、ありがとうございます。
作曲というのは、僕からすると、不思議な才能です。
それに西行の歌を暗記されているなど、凄い!
僕は覚えていませんでした。

新サスケさん、こんばんは!(^^♪
僕は今音楽に熱中していて、残念ながらほとんど本を読んでいません。
しかし、音楽をはじめる前は、これでもけっこう読書家でした(^^;。
ミテログの僕のブログにも読書感想を書いていた時期があります。

詩とか短歌はほとんど不案内です。
高校生の頃は、文学好き青年(文学青年ではない)だったので、少しは読んだ覚えがあります。
今でも好きな詩の一つは、高村光太郎の「樹下の二人」です。
うっとりするようなラブソングですね。(^ ^)
歌は、それこそ全く門外漢なんですが、西行の
 願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ
 春風の花を散らすと見る夢の さめても胸のさわぐなりけり
は、好きですね!

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