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2011年9月 8日 (木)

詩誌「天彦」4号

 敦賀市に在住の詩人・O純さんが、詩誌「天彦(あまびこ)」4号を送って下さった。

 「美浜 詩の会」(K久璋さん・代表)、2011年8月・刊。

 詩は7名9編、エッセイが7名7編、他に「連詩の試み」2編が載る。

 以下に、O純さんの詩、「いのち」全文を引く。ご本人の了解は得てある。

  いのち

         O純


互いにゆずり合って

最後の一つが

残っている


菓子皿のなかの一つである

いずれは誰かの

口に入るのだが


ゆずり合われた

最後の一つは

恥ずかしかった

淋しかった


ゆずり合われた

わけではないが

生き残っている

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