深沢七郎の小説、「千秋楽」を読みおえる。
彼の小説を読んだのは、2009年9月9日の短編小説集「楢山節考」(記事あり)以来である。
新潮文庫、1974年2刷。
「深沢七郎集」10冊は高価なので買えず、「深沢七郎傑作小説集」4冊を2009年6月12日に買ってあり(記事あり)、その第3巻にも収まっているのだが、今回も文庫本で読んだ。
著者によると、「日劇ミュージックホール」に出演していた時の見聞を基にした作品らしい。
芸人の檜舞台に初出演する主人公、ドンチョーをめぐる人々の物語である。
さまざまな立場の人々だが、人間関係の軋轢がほとんど無く、あっても苦しげには描かれていない。
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