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2011年10月13日 (木)

深沢七郎「千秋楽」

Cimg5377 深沢七郎の小説、「千秋楽」を読みおえる。

 彼の小説を読んだのは、2009年9月9日の短編小説集「楢山節考」(記事あり)以来である。

 新潮文庫、1974年2刷。

 「深沢七郎集」10冊は高価なので買えず、「深沢七郎傑作小説集」4冊を2009年6月12日に買ってあり(記事あり)、その第3巻にも収まっているのだが、今回も文庫本で読んだ。

 著者によると、「日劇ミュージックホール」に出演していた時の見聞を基にした作品らしい。

 芸人の檜舞台に初出演する主人公、ドンチョーをめぐる人々の物語である。

 さまざまな立場の人々だが、人間関係の軋轢がほとんど無く、あっても苦しげには描かれていない。

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