「詩集ふくい 2011」
福井県詩人懇話会の年刊アンソロジー詩集、「詩集ふくい 2011」を読みおえる。
2011年10月、福井県詩人懇話会・発行。
62名が68編の詩を寄せる。
県内の俳句の年刊アンソロジーは、数百名なので、それらにくらべると少し淋しい。
新しい人、若い人の参加もあるので、それらは嘉すべきである。
第27集とあるので、発会以来の参加者には、重みがある。
僕は既発表のソネット、「背景」を寄せた。
T晃弘さんの「水辺の回想」が美しいので、以下に初めの2連を引用する。
水辺の回想
T晃弘
あの白鷺は新庄の伯母ちゃん浅瀬にしゃがんでいるのがうちの母
いま 一羽 飛んできたのは
母の妹の富ちゃん
日野川の大橋の下は六月の日差しをさえぎって
涼しい風が流れている
(以下、略)
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