総合歌誌「歌壇」2012-2月号を読みおえる。
特別企画「私が新人賞に応募したころ」では、何回も応募して、あるいは人生を賭けた応募で、受賞した歌人の回想が載る。
何回も応募しているうち、自分の短歌のスタイルが崩れてしまう歌人がいたそうで、ご注意。
「コスモス」2012-2月号の作品と合わせて、次のような事を僕は感じる。
東日本大震災の現実に、言葉と、心の構えを、失った歌人が、月日の生活と作歌の中で、言葉と心の構えを立て直して(もちろん、以前と異なる)きたようだ。
現実の復興はまだまだだが、冷静に見詰めねばならない。
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