詩集「焼夷弾とでんでんむし」
福井県に在住の詩人、こじま ひろさんが送ってくださった、第1詩集、「焼夷弾とでんでんむし」を読みおえる。
能登印刷出版部、2012年3月2日・刊。
こじまさん(1926年・生)は、俳句を創り(「雪解」にて)、短歌を創り(「百日紅」等)、詩を創り(「山吹文庫」等)、多才な方である。
第二次大戦で父を亡くし(「あまから」「追憶」)、空襲に逃げ惑い(「鉛筆B29」)、敗戦を迎えた。
「種の不思議」では、一定地の1種類の種が、時期を違えて芽吹き、その後の自然が悪条件でも種族保存できるようになっている、という生命の不思議を伝えている。
他に「たにし」「でんでんむし」での、1行の字数を揃える詩など、試みている。
コメント