葱忌
今日の午前11時より、三国町・東尋坊の荒磯遊歩道にある詩碑の前で、詩人・則武三雄さんの忌祭「葱忌」が催された。忌名は、詩人の優れた詩の題名に由る。
則武さんは、全国的には無名な詩人として終わったとされる。
しかしその膝下には、有力な詩人・作家・評論家が集まり、「則武学校」とまで称された。無私に福井県の文学の興隆に尽くした人である。現代詩作家・荒川洋治さんも生徒の1人だった。
碑前の「偲ぶ会」には40名を越える人たちが集まった。世話役の方の挨拶(写真はその場面)後、詩碑に献花が行われた。スプレー咲き(枝咲き)のカーネーションを1本ずつ、全員が献じた。
そのあと、地元高校の演劇部女子生徒3人により、則武三雄さんの詩が朗読された。
東京よりおいでのご子息の謝辞のあと、某お爺ちゃんの俗曲(詳しくはわからない、内容は故・詩人に関わり深い鴨緑江を唄ったもの)披露により、碑前の「偲ぶ会」は終わった。
さらに場所を移して、食事と懇話会が行われるのだが、僕はここで辞して車で帰路に就いた。
こぐま星座様、コメントを下さり、ありがとうございます。
僕も定年を過ぎ、詩人懇話会以外の詩の催しには、なるべく参加したいと思っています。
投稿: 新サスケ | 2012年4月30日 (月) 10:16
僕はすっかり世間が狭くなって、そういう場所には行けなくなってしまいました。でもまあ、ほとぼりがさめたら顔を出したいと思っています。いずれにしても定年になってからだね。
投稿: こぐま星座 | 2012年4月29日 (日) 19:21