J・アーヴィング「サーカスの息子」下巻
ジョン・アーヴィングの小説「サーカスの息子」の、下巻を読みおえる。
新潮文庫、2008年12月・刊。
この上巻の読了報告が、このブログの2012年1月15日の記事にあるから、下巻1冊を読み了えるのに、とても日数がかかった。
それは作業場の控え室で、手空きの時に少しずつ読んだからだ。
カバー裏面のコピーに「猥雑で奇怪な魅力に満ちた長編小説」とあるが、書きながらストーリーを展開したのか、伏線が少なく、着地も決まったと言えない。
次作の「未亡人の一年」では、文体は締められていた(邦訳によれば)。
ホームページ「J.アーヴィングによると世界は。」に拠ると、著者にはこのあと、「また会う日まで」(邦訳、新潮社)があり、2009年の新作「あの川のほとりで」(2011年、新潮社、上下巻)がある。
その前に僕は、手許にある短編小説集「ピギー・スニードを救う話」を、読まなければならない。
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