« 詩誌「群青」第24号 | メイン | 樋口覚「短歌博物誌」 »

2012年7月 6日 (金)

久米正雄「返り花」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第5巻(昭和56年・刊)より、4番めの句集、久米正雄「返り花」を読みおえる。

 原著は、昭和18年、甲鳥書林・刊。

 新年四季別の582句に、初期句抄の「牧唄句抄」100句を加える。

 著者は、戯曲・小説で有名だったが、日本文学報国会の事務局長となり(昭和17年)、(文学の出発時に新傾向俳句を作していた)その頃より再び俳句を吟じるようになった。

 戦争吟もわずかにあるが、ファナティックではなく、冷ややかでもなく、冷静・義理的な句だと感じられる。

 以下に5句を引く。

雲四散して初富士の夕眺め

寒き日やいつ迄裏に子女の声

黄な月を屋根にのせたる暑さかな

膝頭抱いて遠稲妻に居り

凍つる夜を羽搏くものゝある虚空

Phm10_0380
写真は、ダウンロード・フォト集より、森の花。

本文と無関係。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/29331329

久米正雄「返り花」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート