三國玲子「鏡壁」
短歌新聞社「三國玲子全歌集」(平成17年・再版)より、6番めの歌集、「鏡壁」を読みおえる。
原著は、昭和61年、不識書院・刊。419首。
社会問題、国内の旅、等の歌を交え、生活表面は穏やかながら、内面的には苦しい事もあったようだ。
以下に6首を引く。
月見ぐさ夜さりの花の羞しさは一旬(いちじゆん)過ぎてさらに一旬
乗り換への階に手を添ふかにかくに二十五年を祝はれにけり
黄落の果てたる径の朝光を割きてつぎつぎランナーが過ぐ
形而下のことせめぎあふわがかたへカガリビバナもいつか崩れぬ
すぐそこに「死」が見えてゐし夜は去りてバラの切口火に燻しをり
街もろとも一瞬に爆ぜるかもしれぬ人ら歩むを見下ろしてゐつ
残る歌集は、没後刊行の「翡翠のひかり」のみである。
涼しげな滝の1枚を。
こぐま星座様、コメントを下さり、ありがとうございます。
採りたてのトマトは、おいしいですよね。記憶があります。
僕も妻も、酒類を飲まないので、家にはアルコールは1つもありません。枝豆でビール(?)も、おいしいでしょうね。
投稿: 新サスケ | 2012年8月10日 (金) 19:24
トマトが好きで畑にいろんなトマトの苗を植えたら今頃になってどんどん赤くなり始め、毎日おやつ代わりにトマトを食べてます。枝豆を植えたのを思い出して収穫しに行ったらもう虫が入っていて食べるときいちいち鞘をあけて虫が入っていないのを確かめながら食べてます。(笑)
来年はもっと手をかけて(虫に入っていない)安全な枝豆を食べたい!(笑)
投稿: こぐま星座 | 2012年8月 9日 (木) 20:51