「探訪 日本の庭 七」
昭和53年、小学館・刊。
京都篇の最終である。
寺院の庭が15、天皇家関係の庭が2、載せられている。
これまで枯山水の庭を、僕は好んで来たけれど、このところの暑さに困って、池庭も涼しげで良いかな、と思う。
ただ池の水が緑色や茶色で、澄んでいないらしい事が惜しい。
龍安寺の石庭も、法金剛院庭園の滝石組も、賛嘆させられる。
浮世離れした空間と時間を感じる。
また「名庭紀行」と題して、馬場あき子・他の8名の著名な文筆家が、思いを込めた長い文章を寄せているが、僕は庭のみに関心を寄せているのではないので、それらを読んでいない。拙く粗雑な事である。
コメント