詩誌「青魚」No.77
T晃弘さんから、同人詩誌「青魚(せいぎょ)」No.77が10冊、届く。
2012年10月1日、鯖江詩の会・刊。
「青魚」は、鯖江市・在住の詩人たちが中心となって始まった、同人詩誌である。今は県内各地、県外の同人も多い。名簿には14名が載る。
僕は「よく忘れる 二」を含む、ソネット10編を載せてもらった。内容は、僕のもう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」(このブログのリンク集にあり)で、発表して行く予定(ただし今は他のシリーズを載せているので、少しあとになるだろう)。
T吉弘さんの「父の回想記」は、自分の知らない時からの父、そしてその父に可愛がられた少年時代を回想して、物語性も見せながら、素直な優れた作品になっている。
T幸男さんの「悠久八月」ほか七編・手紙では、その活力の高さと、量の多さに、圧倒される。たとえば「怪け物都市」の語に、「ビヒモスシティ」のルビが振られたり、現代日本語に英語、ギリシア語(?)、古語のルビを振るなど、ボキャブラリィの多さと深さは、ショッキングである。
この詩誌の「来る者は拒まず、去る者は追わず」的な方針が好ましい。
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