詩誌「水脈」第46号
永平寺町にお住まいの詩人・T健隆さんが、詩誌「水脈」第46号を送って下さった。
福井詩人会議・水脈、2012年9月30日・発行。
今年4月6日に、45号を紹介 して以来である。
扉詩のS周一さんの「食の日」が、先日の完全日食を描いて美しい。男女の邂逅に見立てて、「優しく/ゆっくり/軌道を重ね/抱き合った」という表現は、ファンタジックだけれど、無理がある気がする。
Aなおきさんの短詩「木」は弟の死を描いて想いがあるけれど、すぐその孫への期待に移るのは、いかがなものか。
「詩人会議」「水脈」は組織がしっかりして、会員へのバックアップも強いようだ。
ただし「組織悪」という言葉があるように、自己解体する組織、良い意味での発展的解消があってよい。
詩人グループなら、それが出来る筈だ。かつての「荒地」や「櫂」のように。
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