「歌壇」2月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2013年2月号を読みおえる。ただし読んでいない部分もある。
先の1月17日付けの記事で、「コスモス」2月号と共に、入手を報せた歌誌である。
表紙は今年も、シンプル路線らしい。
「巻頭作品二十首」では、桑原正紀氏の「ほのぼの」が、心理の深い襞を描き出している。
「短歌と随想十二か月②」では、田宮朋子さんが「電飾樹林」7首と「雪国気質」を載せ、短歌では歴史的・地理的に遠いものを、繋いで詠む。
「作品12首」では、斎藤すみ子さんの「残菊の白」より、次の作品が心に残る。
身をかばへ心惜しめとささやきて常緑保つ百年の杜
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