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2013年11月27日 (水)

日野草城「旦暮」

 沖積舎「日野草城全句集」(1996年・刊)より、第6句集「旦暮」を読みおえる。

 今月16日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「第五句集(資料)」に継ぐ句集である。

 原著は、1949年、星雲社・刊。自序、伊丹三樹彦・序、693句。

 敗戦より句作活動を再開するが、胸部疾患のため、病床生活に入る。

 以下に5句を引く。

山茶花やいくさに敗れたる国の

夕闇に忘れられたるごとく病む

平凡な日々のある日のきのこ飯

ひもじくておとなしき子や落椿

黒蠅が無為の胸板踏んづける


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