« 詩誌「ココア共和国」vol.14 | メイン | 原田種茅「径」 »

2014年2月 4日 (火)

北原白秋「邪宗門」

Cimg7527 岩波文庫「北原白秋詩集(上)」より、「邪宗門」を読みおえる。

 安藤元雄・編、2007年1月・刊。

 初版発行時に買った筈だから、7年待たせて読み始めた事になる。

 「邪宗門」はこれまでに、日本文学全集の詩歌句集(1ページ2段組)で読んで来たように記憶する。文庫本とはいえ、1段組は余白が多くて、ゆったりしている。

 室生犀星が「我が愛する詩人の伝記」の冒頭で、「邪宗門」を「ちんぷんかんぷん何を表象してあるのか解らなかった」と書いている。僕も雰囲気しかわからなかった。

 何度めかに「邪宗門」を読んでみて、今度はわかったような気がする。

 外来語を取り入れ、音数律を実験し、文法を守り、いわゆる南蛮情緒を醸す。まさに天才である。

 (下)巻の解説に、初版は1909年とあるから、僕の脳力からすると、100余年先を行っていた事になる。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/32081421

北原白秋「邪宗門」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート