仙台市にお住まいの詩人・秋亜綺羅さんが、個人詩誌「ココア共和国」vol.14を送って下さった。
巻頭の尾花仙朔「百鬼夜行の世界の闇に冥府の雨が降っている―国家論詩説鈔録」は、註釈ページを含め16ページの大作で、世界政治を論ずるが、結末で宗教に走るのは淋しい。
秋亜綺羅「ひよこの空想力飛行ゲーム」も12ページにわたる長編で、その構想力に感服する。
若い3歌人の連作を招待して、爽やかである。
現在、詩よりも短歌が、短歌より俳句が(これは僕には風聞だが)、勢いがあるらしい。
詩が、文学(小説を含む)の中でもっとも豊かである、と注視される時代は再び来るのだろうか。
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