« 初夏の花 | メイン | 「渡辺本爾詩集(1)」 »

2014年6月13日 (金)

「愛の女神宵宮の歌」

 平凡社「世界名詩集大成(1) 古代・中世篇」(1960年・刊)より、1編の詩、「愛の女神宵宮(よみや)の歌」を読みおえる。

 6月9日の記事(←リンクしてある)、ユウェナーリス「諷刺詩集」に続く。

 「愛の女神宵宮の歌」は、中世の書庫の中より、エラスムスによって見出され広まったが、年代も作者も不明である。

 国原吉之助・訳、120余行。

 恋をそそのかす詩句のあと、カエサル家を讃える8行が入り、個人的暗さを告白して終わる。古典期の最後の残照と、中世の曙光が見られるとされる。

 現にこの詩のあとは、「中世ラテン詩人集」(キリスト教的)であり、更にそのあとは「ギリシア・ローマ」編と別れ「中世」編が始まり、今の僕は読む気持がない。

 北欧系の神話・英雄伝説を集めた「エッダ」は、1割ほどの抄訳なので、他の本で読みたい。

 この「世界名詩集大成」の端本が、何冊か棚にあるが、今は読み始める予定はない。

Photo「フリー素材タウン」より、花菖蒲の1枚。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/32292521

「愛の女神宵宮の歌」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート