« 詩誌「群青」第30号 | メイン | 「歌壇」7月号 »

2014年6月25日 (水)

浅野美紀「木犀の道」

Cimg7769 浅野美紀さんの第2歌集、「木犀の道」を読みおえる。

 2011年9月、砂子屋書房・刊。

 管理画面で記事検索した所、彼女の第1歌集「嫩葉」を読んでいた。2013年4月10日の記事(←リンクしてある)にアップしてある。

 彼女は、「未来」会員、ただしこの歌集の短歌は、無選で掲載されたもの。

 想像の(と推測される)恋歌や、レトリックの勝った歌もある。

 子供さん(一人息子?)が、社会人として巣立ったことは喜ばしい。

 以下に6首を引く。

まどろめば窓辺はいつか夕映えて青林檎ひとつ照らされている

新涼の雲の動きを映しつつカップの紅茶冷めてゆくとき

夫と子にバレンタインのケーキ焼くキッチンの窓粉雪舞う日に

若葉揺れる五月を歩む君を待つ光と影のいくつの扉

明けがたの激しい雨に目を覚ます水底に潜む魚の気分で

気象台の標準木のかえでの葉色付かぬまま立冬となる

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/32309935

浅野美紀「木犀の道」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート