詩誌「果実」71号
県内の詩人、T・篤朗さんが同人詩誌「果実」71号を送って下さった。
県内の教員・元教員5名を同人とする。
詩では、W・本爾さんの「天高く、そんな気がする」他1編、N・明徳さんの「ゆで玉子」他1編、K・不二夫さんの「消しゴムの匂い」他1編、F・則行さんの「おこうこ」他1編、T・篤朗さんの「尋ね人の時間」他4編、計13編を載せている。
また3名3編の随筆を載せる。
詩では、レトリックを用い、世相(家族を含む)や世代感を反映させた作品より、思いついたアイデアを単純に展開した、N・明徳さんの「ゆで玉子」に好感を持つ。ただし同氏の「たばこの匂い」は、五七調(七五調)への後退で、詩ではこれはいけないと考える。
「果実」も70号記念を越えて、新しい踏み出しである。伝統ある詩誌の将来を読みたい。
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