萩原朔太郎・書簡集(6)
筑摩書房「萩原朔太郎全集」第13巻(書簡集、1977年・刊)より、6回めの紹介をする。
先の11月10日の同(5)の記事(←リンクしてある)では、212番~317番(大正15年末)の、106通を紹介した。
今回は、昭和2年初めの318番~昭和5年末の398番、81通を読みおえる。
室生犀星との篤い交流は続き、終生の友人だった。また離婚があり、父の死があった。
朔太郎は父の死後、出京して妹アイと暮らした。これまで出京、帰郷を繰り返していたが、その後は東京におもに暮らしたようだ。
内面の悩みを述べた書簡もあって、関心を持つ。また室生犀星の夫人・室生とみ子に宛てた礼状は、微笑ましい。
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