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総合歌誌「歌壇」2014年11月号を読みおえる。
散文では、読まなかったものもある。
特集の「圧力の時代、昭和十年代の歌を読む」は、総論の他、10名が系統の先師を論じているが、戦中の作を擁護・救抜しようという論調が強く、つまらなかった。
僕は1首のみに付箋を貼った。鈴木千代乃さんの「秋風」7首と短文「秋」より、次の作品。
忍びよる初秋の風の淋しさは滅びにむかう足音に似る
ヤンキー文化などの伸張によって、優しい心、はかないもの、を慈しむ心が滅びに向かう時代だな、と勝手に同感した。
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