萩原朔太郎・書簡集(7)
筑摩書房「萩原朔太郎全集」第13巻(書簡集。1977年・刊)より、7回めの紹介をする。
昨年11月30日の記事(←リンクしてある)、同(6)で、81通読了を報せて以来である。
今回は、昭和6年(1931年)初めの399番~昭和10年(1935年)末の524番、126通を読みおえた。
室生犀星との交流が続き、個人誌「生理」(5冊のみ)の発刊があり、世田谷区に家を建てた(母、妹アイ、と住む)。また津村信夫、丸山薫、堀辰雄ら「四季」の文人とも交流が始まった。
序文、色紙など、世話的な事もこなしているのが知れる。再婚話の応答もある。
何より「恋愛名歌集」、詩集「氷島」の発行があった。
この書簡集には、765番まで収められている。
コメント