第61回・O先生賞
結社歌誌「コスモス」2015年1月号より、第61回・O先生賞に関わる記事を読みおえる。
O先生とは「コスモス」を応援してくださった、折口信夫(釈迢空)の事である。
この賞は、結社内の賞で、会員なら誰でも、30首の応募ができる。
今回は大野さんの「かなしみスイッチ」と、河合さんの「かなぶんの空」(いずれも女性)が受賞した。
僕が読んだのは、発表、受賞作、選考座談会、次位作品19編である。
後記「コスモス便」に拠ると、座談会は白熱し、10位以下の作品についても批評し合い、全部の半分くらいしか掲載できなかった、との事である。作歌の指針として、批評の指針として、全部を読みたかったものだ。
次位作品では、四野宮さんの「悔いなき退社」に惹かれた。勤め人なら、誰にも1度はあるだろう事だけれど。
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