「O・ヘンリ短編集(二)」を読みおえる。
先の3月17日の記事、「同(一)」に継ぐ。
新潮文庫、1991年52刷。短編小説15編を収める。
ルーとナンシーのシンデレラ物語「手入れのよいランプ」、サクセス・ストーリーとも呼べる「うしなわれた混合酒」。二十年後に約束の地で会う友人二人が、一人は追われる犯罪者、一人は警官になっていた皮肉な物語。
国と時代が違うからか、小説が世間離れしているように思う。何もリアリズムでなくとも良いが、メルヘンと呼ぶには生々しい。
世間のエピソードや噂話を(実際、彼は世間にまじって、題材を得る事があったそうだ)拾い上げ、脚色して作品化したようだ。
コメント