石川啄木「時代閉塞の現状」
Goole Play Booksより青空文庫・発でタブレットにダウンロードし、石川啄木の評論「時代閉塞の現状」を読みおえた。
副題は「強権、純粋自然主義の最後および明日の考察」。
1910年、朝日新聞のため執筆されたが、当時、掲載されなかった。
僕は、岩波文庫、啄木全集と重ねて、3度めの読書である。
日本的自然主義に絡めつつ、当時の青年はいかにあるべきかを問うた。
啄木の主張は、当時の権力を慮って明白には書いていないが、社会主義革命であっただろう。
現在も閉塞的な時代だろうけれど、行動と観照を対比させるなら、観照を採りたい。社会的事象に関心を持ちつつ、家庭や自己の周囲を、短歌と詩(「第3の大衆詩型」と称するソネット)に創ってゆきたい。
フリー素材サイト「Pixabay」より、水仙の1枚。
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