「歌壇」6月号
先の5月20日の記事(←リンクしてある)で紹介した4つの内、総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2015年6月号を読みおえる。
特集の「戦後七十年、沖縄の歌」を、読み通せなかった。非戦の思いはあるけれども、集団自決、基地問題などは、僕には荷が重い。
特別企画「雨の歌」は、面白かった。行楽が減り、木の混み合う庭があると、雨が好ましい。雨女、晴男、などとこだわる人が多い。
「コスモス」の新鋭・小島なおさんの「桜のなかに」12首の冒頭、「まろまろと月球のぼり<本日の死者一名>の無人交番」は、「まろまろと」と古典的に始まり、あとの漢字は漢訓みばかり、と意表を衝いている。
交替連載のエッセー、「私の健康法」、「私の本棚整理法」なども、身近で楽しく読んでいる。
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