筑摩書房「村野四郎全詩集」(1968年・刊)より、「『体操詩集』拾遺」24編を読みおえる。
この全詩集の詩集の配列は、逆編年順である。しかも1昨日に紹介した「体操詩集」は、第2詩集で、その前に第1詩集「罠」がある。次の機会に紹介したい。
この「拾遺」では、体操というテーマを失って、やや張りが足りない。印象としては、モダニズムの導入があり、女性の美への拝跪、社会性への蔑視があるようだ。
ただし戦前の世では優れており、酒屋の元締めという市民階級の生まれ、外国文学の摂取等に拠るのだろう。
フリー素材サイト「Pixabay」より、菖蒲の1枚。
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