角川「短歌」10月号・Kindle版
総合歌誌の角川「短歌」2015年10月号Kindle版を、10インチ・タブレットで読みおえる。
Amazonよりの購入・ダウンロードは、同題で先の9月28日の記事(←リンクしてある)にアップした。
4氏の巻頭31首は、それぞれ力が籠もる。小島ゆかり「鈴の鳴るドア」31首は、老いた姑などの現実から、夏安居をする白桃(しろもも)の核(たね)など、幻へ行き通う心情があるようだ。
今号は、散文も多く読んだ。
特集「写生がすべて」は、古典的写生論から、生を写すのだから己を述べてよい、という論もあり、結局「短歌は何でもあり」に行き着いてしまうのか。
「追悼 宮英子」の、4氏の追悼文は思いが深い。「写真で振り返る宮英子」も、しみじみ偲ばれる。
雑誌のせいか、タブレットでのページ捲り、拡大・縮小、終わり方などに、僕はまだ不慣れである。
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