「シュメール神話集成」(10)
ちくま学芸文庫「シュメール神話集成」(2015年・刊)より、10回目、最終の紹介をする。
同(9)は、先の5月27日付記事(←リンクしてある)にアップした。
今回、僕が読んだのは、「シュメールの格言と諺」1編である。
先達学者によって1,000程とされる格言・諺より、60を翻訳者・尾崎亨が選び、訳している。目新しいものは少ない。
これで16編、本文で193ページを読みおえる。10回に分け、長くかかったのは、目新しい神話、伝承であり、数百の訳注(46ページ)、77ページの解説を追いながら読まねばならなかったからである。
2011年12月1日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「ギルガメシュ叙事詩」と共に、メソポタミア文明の文献の翻訳として、貴重な本である。
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