「歌壇」6月号
先の5月21日の記事(←リンクしてある)「歌誌2冊」で報せた内、総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年6月号を、短歌作品を中心に読みおえる。
特集の「結社の進路――結社の近未来を考える」では、結社中枢の歌人の声ではなく、投稿歌人、ネットや同人誌で活動する歌人、結社に入ったが辞めた人、の結社観を公にした方が有意義、とする声がツイッター上でかあり、もっともだと僕は思った。総合歌誌で、結社論が繰り返し取り上げられるのは、それだけ反発もあり、結社中枢の歌人も引け目を感じているからだろう。
栗木京子による高野公彦(いずれも敬称略)へのインタビュー、「ぼくの細道うたの道」が始まった。彼の作品への理解が、深まるだろう。
コメント