「コスモス」3月号
結社誌「コスモス」2013年3月号を読みおえる。
初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地 96」など。
今号は、「創刊60周年第一記念号」という事で、特別な記事や、特別作品の欄がある。それらも、ほぼ読みおえる。
僕が付箋を貼ったのは、次の2首である。「その一集」特選欄の東京・T英夫さんの痛哭である(94ページ下段)。
老兵はひとり寂しむ生(せい)かけし貿易立国かたむくさまを
わが長き単身赴任を語るたび妻は涙すいまも恨みて
結社誌「コスモス」2013年3月号を読みおえる。
初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地 96」など。
今号は、「創刊60周年第一記念号」という事で、特別な記事や、特別作品の欄がある。それらも、ほぼ読みおえる。
僕が付箋を貼ったのは、次の2首である。「その一集」特選欄の東京・T英夫さんの痛哭である(94ページ下段)。
老兵はひとり寂しむ生(せい)かけし貿易立国かたむくさまを
わが長き単身赴任を語るたび妻は涙すいまも恨みて
今日午後1時より、某会館の1室で、「コスモス短歌会F支部」の2月歌会が持たれた。
家にひとりでいた僕は、時刻をまちがえて早く来てしまい、近所のレストランでアイスコーヒーを飲んで、1時間待った。
事前1首出詠15名、歌会出席者10名。
あらかじめプリントされた1首ずつを、U支部長の司会で、指名された2名くらいが批評を述べ、支部長の講評と添削例・提示で、歌会は進んだ。
途中で10分くらいの休憩を入れる。
僕の1首は、支部長も批評者も、「〇〇さんらしい」と述べられる。自分では、どこが僕らしいのか、よくわかっていない。
2個所、小さく直された。
批評のあと、プリントに載せる小エッセイ「私の一首」の掲載者の順番を、あと2名決めるなどして、散会した。
既発表の自分の短歌を、1部を除き、ワードに入力し終えた。
初期の、地元の同人歌誌「地楡」に発表した作品、「コスモス」に入会しての「その二集」時代の作品は除いた。
「あすなろ集」に昇級した、「コスモス」1997年4月号より、最新の2013年1月号までに採られた作品、自分から申し込みながら退会した同人歌誌「棧橋」の70号(2002年4月)~108号(2011年10月)に載せて頂いた作品を、年月順に入力した。
入力に2011年5月10日より、今日の2013年1月14日までかかった。
記録はUSBメモリに保存してあり、これからは「コスモス」新号が届くたび、追加入力すればよい。これまでのノート(大学ノート3冊)は、廃棄する事はないが、ほぼ不用であり、掲載歌集のペーパーレス化となる。
歌集出版の際には、元稿となるが、その決断はあるとしても、ずいぶん先の事だと思う。
本文と無関係。
先の1月6日の記事で、結社歌誌「コスモス」2013年1月号の作品を、初めより「あすなろ集」まで読んだと書いた。
その後も読み続け、昨日に「その二集」まで読みおえた。
故・安立スハル氏のエピソードのように、「コスモス」誌を隅から全部読む、という所には至っていない。
「その二集」は、「コスモス短歌会」に入会して、まず初めに属するクラスである。新鮮さがあり、質には希望を持つ。
しかし「その二集」の会員が少ない事は、心配である。
毎号、新人が紹介欄に載っている。定着する方が少ないのだろうか?
新人の育成の方法に問題があるのだろうか?
結社歌誌「コスモス」2013年1月号を、初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」他、読んだと昨年12月22日のブログ記事に載せた。
そのあと「その一集」とそれに次ぐ「あすなろ集」を読みおえた。さらにそれに次ぐ「その二集」は、まだ読んでいないが、読み続けたい。
いつもより多く読んでいるのは、年末・年始の休暇のおかげだろう。
「その一集」は(特選欄をのぞき)77ページあるのに、「その二集」は(「COSMOS集」をのぞき)23ページしかない。「コスモス」の将来を考える時、憂慮すべき事態である。
常づね歌誌や歌集を読んでいると、その時には短歌の生まれなくても、何かの時にふと、あるいは短歌に詠んでおきたいと思う時、短歌の生まれる助けになる。
僕の属する短歌結社・誌「コスモス」の、2012年12月号を読みおえる。
ただし例により、初めから「その一集」特選欄まで(35ページまで)と、「COSMOS集」(その二集、あすなろ集の、特選欄—5首掲載、まれに6首—。7ページ)、「新・扇状地」(15首ずつ、2名)、他である。
今号で僕が付箋を貼ったのは、「月集 シリウス」の、A道夫さん(大阪)の4首(23ページ上段)より、次の作品である。
夜の蟬が「爺イ」と鳴きて声絶てりこの捨て台詞きき流すべし
瞬時の事柄と心理を、短歌にドラマ化するには、力量が要る。
啄木の短歌を思い出す。啄木は小説家を目指した事があるから、このような場合の機微を捉えて作品化する事は、うまかったと僕は思う。
ダウンロード・フォト集より、原題Autumnal Leavesの1枚。
本文とは無関係。
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