10月17日に届いた結社誌、「コスモス」2012年11月号を読みおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
「北原白秋没後70年記念特集」があるけれども、僕は「全歌集」3巻、詩集アンソロジー、童謡アンソロジーなどを読んで来たので、それで勘弁して貰いたい。
僕が付箋を貼った1首は、「COSMOS集」より「あすなろ集」特選欄の、T一見さん「やきとり」5首(124ページ下段)より、次の作品である。
やきとりに垂れつけますか「大丈夫」要らぬのですね「全然平気」
ボキャブラリというか、思考経路の違う客に、戸惑う様が他の2首と共に詠まれ、ユーモアを醸す。
この号は、例により、このあとも読み続ける予定である。
本文と無関係。
結社歌誌「コスモス」2012年9月号を読む。
今の所、初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
それにしても、ここまで至る日付が早い。僕の読書が早いのではなく、盂蘭盆会の前に着くようにと配慮してくださった方々のおかげである。
今号には、「第59回コスモス賞発表」がある。
僕が付箋を貼った1首は、「COSMOS集」のM真悟さんの「吾が家の灯り」5首(122ページ下段)より、しんがりの作品である。
洗濯機を2台駆使する新妻が吾を朝から身ぐるみはがす
これまでの彼の作品を読んでくると、年かさになっての新婚のようで、上の1首は「嬉しい悲鳴」(俗か?)である。
本文と無関係。
結社歌誌「コスモス」2012年8月号を読む。
今までの所、初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
本号には、「宮柊二生誕百年記念特集」と、「第9回純黄賞発表」がある。
「展望」(1ページの批評等)は、S竹志さんの「四季を詠む」である。
僕が付箋を貼ったのは、「COSMOS集」よりA峰子さんの「気遣ひ無用」5首(153ページ下段)の中の、次の1首である。
階段を登らむとすに「エレベーターそこにあります」気遣ひ無用
この5首の中に、結句が「気遣ひ無用」の歌が3首ある。
心の内でそう思っていても、口では「あ、ありがとうございます。結構ですから」などと、遣り過ごしているのだろうか。
涼しげな滝の1枚を。
結社歌誌「コスモス」2012年7月号を読む。
初めより「その一集」特選欄までと、「COMOS集」(「その二集」「あすなろ集」の特選欄)と、「新・扇状地」など。
選者の交替が進んできて、誌面も変わって(新・入会者とともに)きていると感じる。
今号で付箋を貼った作品は、「新・扇状地 88」より、Y恵理さんの「家族素描」15首(165ページ)中の1首。
買つても買つても米のなくなるこの今をなつかしむ日の遠からず来む
作者は、3人の娘を育て、夫の単身赴任の時期に、奮闘中である。
生活や思いを、短歌に残すのは、良いことだ。それで乗り切れる事態もある。
また後のちに、自分を含め人へ、思いを伝える事ができる。日記と違って、作品として。
画像は、ダウンロード・フォト集より、湖の写真。
本文と無関係。
結社歌誌「コスモス」2012年5月号を読む。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
今号に発表の「第49回桐の花賞」は、入会5年めのK真紀さんが受賞した。彼女は「コスモス」入会以前より、短歌活動をしていた。
ブログを運営し、僕もちょくちょく見させてもらっている。
4月号からなのだけど、幾つか改新の事柄があり、「コスモス」の活気が増していると、僕は感じる。
付箋を貼ったのは、「その一集」特選の、S礼さんの次の1首(30ページ下段)。
春立つといへどもつづく雪の日々紅あざやけき花の絵を描く
僕は絵を描けないので、春の前には、ネットの「さくら品種図鑑」(約140種類)や「ことりのさえずり」(写真と鳴き声あり)を観ることが多い。
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