「コスモス」4月号
結社歌誌「コスモス」2012年4月号を読む(A5判の透明ビニールカバーをかけて)。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
付箋を貼ったのは、次の1首。「COSMOS集」119ページ上段の、F紀世子さんの「きづな」5首より。
若かりし日にしがらみと言ひしものきづなと呼びて確かむる今日
1首の言葉、お説ごもっともです。
結社歌誌「コスモス」2012年4月号を読む(A5判の透明ビニールカバーをかけて)。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
付箋を貼ったのは、次の1首。「COSMOS集」119ページ上段の、F紀世子さんの「きづな」5首より。
若かりし日にしがらみと言ひしものきづなと呼びて確かむる今日
1首の言葉、お説ごもっともです。
歌誌「コスモス」2012年3月号を読む。
今の所、初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
付箋を貼ったのは「月集シリウス」の、兵庫県のF成子さんの1首(24ページ・上段)。
出し惜しみするは心がちひさいと言ふごと鵯(ひよ)が千両を食ふ
彼女の今号の歌は、上記を含む5首とも、瀟洒である。
結社歌誌「コスモス」2012-2月号を読みおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」(「その二集」「あすなろ集」の特選欄)、「新・扇状地」、他。
僕の短歌は、「その一集」3首選だった。ううむ。
付箋を貼った1首は、「月集シリウス」で埼玉県のT政雄さんの5首(16ページ上段)より、次の作品である。
年々に発言力をつけし妻時に上司のごとく物言ふ
微笑ましく、怖くもある境地だ。
「コスモス」にも有力な若手が多いが、なんとしても層が薄く、これからの課題であろう。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
先日、歌誌「コスモス」2012-1月号を読みおえた。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、「第五十八回O先生賞発表」の1部、他。
「その一集」特選欄の冒頭に、ブルガリア在住のM佐枝子さんの5首が載っている。彼女は短歌的には孤絶の地にあって、毎月出詠し、欠詠する事もない。
今回の事を、僕は喜ばしく思っている。作品は作品のみによって評価されるといっても、大きな事情は考慮されるべきではないだろうか。
結社歌誌「コスモス」2011-12月号を読む。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
ただし同誌はこのあとも読み続けるので、たとえば11月号は「あすなろ集」福岡県の所で次号がとどいた。
今日の午前は妻の運転でドライブだった。何首かを得る。
このあと夕方より、〇〇班の忘年会で、近場の温泉で入浴と酒席の一泊である。
結社歌誌「コスモス」2011-11月号をよみおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
なお、本誌はこのあとも読み続けるので、たとえば10月号では、「その一集」の山口県あたりで、次号が届いてしまった。
11月号では、東日本大震災を詠んだ作品が、少なくなったようだ。
僕は、一般的でない感慨をもっており、作品化できないでいる。
このところ、日本近辺で地殻変動の力が活発化しているようで、恐れている。
昨日に紹介した3歌誌のうち、「棧橋」No.108を読みおえる。
最も好感をもったのは、Y直さんの「娘といっしょに」12首である。たとえば冒頭、
言ふほどでなけれどけふは誕生日娘に従ひ東京へ行く
とあるように、俗にいう「おのぼりさん」の1連だけれど、素直な作品群である。
見栄をはらず、恥じるような事もしない。
レトリック豊かな作品も結構だけれど、素直な作品も歌壇にあらねばならない。
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