結社歌誌「コスモス」2011-10月号を読みおえる。
ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、他。
これからも読み続けていく予定である。
今号のピックアップ1首は、「COSMOS集」よりS栄子さんの次の作品(115ページ上段)である。
雑草はずんずん伸びて手を掛けし花は枯れたり子育てのごと
なるほど、そうであったか。子供にあまり手を掛けるのは、挫折の素因になるのだろう。
結社歌誌「コスモス」2011-9月号を読みおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」(「その二集」と「あすなろ集」の特選欄)、「新・扇状地 78」など。
このあとも読み続けていく予定。
今号のピックアップ1首は、「月集シリウス」のT秀範さんの4首(17ページ上段)より、次の作品。
震度五で止まりし地下鉄人々をつつむ空気が張り詰めていく
不慮の事故に遭って我慢する時の、緊張と不機嫌が高まっていくさまが、よく表されている。
結社歌誌「コスモス」2011-7月号を読みおえる。
ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新扇状地」、また「展望」よりO達知氏「それでも歌う意義」など。
東日本大震災の歌で、実際に被災された方の作品は、メディアの情報より創られた作品に比べて、迫力(迫る思い)がある。
このブログもこのところ、ほぼ日刊状態で、この6月に休んだのは、4日と12日の2回のみである。(まず、本業を頑張らなくては!)。
結社歌誌「コスモス」2011-6月号を読みおえる。
ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」(「その二集」「あすなろ集」の特選欄)、「新・扇状地」(2名×15首)など。
今号は、「歌集・歌書批評特集」で、会員の17冊の歌集・歌書が批評を受けている。
僕が付箋を貼った1首は、「その一集」特選より、広島県のM宣子さんの次の作品(34ページ下段)である。
みづ色のいぬふぐり咲きむらさきのほとけのざ咲き足もとより春
身近なささやかな所から、季節の移りに気づいている。1種のリフレインでもある。
結社歌誌「コスモス」2011-5月号を読む。
初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」(2名×15首)、「コスモス新鋭特集」(4名×7首、最終回)など。
今号には、「第48回 桐の花賞」と、「第33回 評論・随筆賞」の発表がある。
僕が付箋を貼った1首は、「COSMOS集」の「あすなろ集」特選より、130ページ下段、Yヨシ子さんの次の作品である。
ときめきも意欲も若き日と同じなのに鏡は老婆を写す
気持ちは若いのに、体力と神経がついていかない、という場面に僕もよく会う。
また句またがりも、大胆である。
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