カテゴリ「短歌会」の169件の記事 Feed

2011年3月23日 (水)

「コスモス」4月号

 歌誌「コスモス」2011-4月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」(2名各15首)、「コスモス新鋭特集」(4名、各7首と小文)など。

 散文もそれなりに読む。

 新人の少なさを嘆く方がいられた。

 当F県支部でも、「その二集」ゼロ名、「あすなろ集」2名という淋しさである。

 また還暦の僕が、支部では最も若いらしいなど、会員の高齢化も進んでいる。

2011年3月 2日 (水)

「コスモス」3月号

 結社歌誌「コスモス」の、2011-3月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」(2名各15首)、「コスモス新鋭特集」(4名各7首)など。

 今月号では、昇級者の発表があり、同支部のM清子さんが「その一集」に進んだ。同年代の意味もあり、僕はとても喜んだ。

 付箋を貼った1首は、「月集シリウス」の愛知県のY美奈子さん(22ページ下段)の、次の作品である。

動かぬといふは激しき力にて林檎の幹のほのかにぬくし

2011年2月13日 (日)

県支部2月歌会

Cimg4665  今日(日曜日)の午後1時より、F市内の某会館の1室で、「コスモス短歌会」県支部の2月歌会が持たれた。

 僕は昨年10月より、4ケ月ぶりの参加である。

 事前1首出詠者17名、歌会参加者11名。

 17首について、投票は行なっていない。

 支部長のU氏の司会で、プリントの17首の初めより1首ずつ、指名された二人ほどが批評を述べ、そのあと支部長が講評と添削例を示した。

 僕の1首は、3点を直された。納得のいくものだった。

 他の歌の場合も含め、勉強になった。

 午後3時半頃、散会した。

2011年1月30日 (日)

歌誌「棧橋」No.105

Cimg4631  季刊同人歌誌、「棧橋」No.105を読みおえる。

 散文では一部、読み通していないものがある。

 僕は今号に、「たけふ菊人形祭」12首を載せてもらった。

 手触りを感じたのは、池下寿子さんの「辛い鍋」12首である。たとえば、以下の2首。

 苗植ゑし姑はよろこびバイク乗る息子いやがる秋のあめふり

 多面体のあかるき面を見せて子はホットココアを入れくるるなり

 昔にはやった言葉で言えば、生活のなかの不条理、だろうか。

 96首~24首の力詠も尊いが、このような歌群に出会うことも、楽しみである。

2010年12月27日 (月)

「コスモス」1月号

 結社歌誌「コスモス」2011-1月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、「コスモス新鋭特集」など。

 「コスモス新鋭特集」に掲載の人は、将来の「コスモス」を背負っていく方たちと思われ、頼もしい。

 僕が今号で付箋を貼った1首は、「月集シリウス」の鳥取県の方、Tみどりさんの以下の(24ページ下段)作品である。

芸を終へ老いたるトドは瞑目す秋の日差しに腹をさらして

 身につまされる歌である。

 ちなみに僕は、身長180センチ(何ミリか縮んでいるが)、体重95キロ(煙草を止めてより太った)、年は還暦を過ぎている。

2010年11月24日 (水)

「コスモス」12月号

 結社歌誌「コスモス」2010-12月号を読みおえる。

 ただし、いつものように、初めから「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、「コスモス新鋭特集」などである。

 付箋を貼った1首は、「COSMOS集」の「あすなろ集特選」より、146ページの上段、K文江さんの「ぽんぽこたぬき」5首のうちの、次の作品である。

聞こえぬと電話セールス断りて老いるも楽しぽんぽこたぬき

 良い手を教えてもらった。僕ももっと老いたら、この手を使おう。

2010年11月 4日 (木)

「棧橋」No.104

No_001  季刊同人歌誌「棧橋」の、No.104を読みおえる。

 僕はこの号に欠詠した。思うところあっての行為である。

 しかし同人たる事は続けるつもりで、同人費を送金し、105号の原稿の準備もしている。

 通読したところでは、O恵美さんの「犬のしっぽ」12首と、感性が合うようだ。

 今の僕は犬を飼えないけれど、今の家に分家してから、2度、犬を飼った。

 末尾の1首に関わって、小さい幸福をほしいけれども、稀には大きな幸福がほしい、と思う僕である。

 「棧橋」No.104の読了に関して、2首の拙作が出来たので、以下に掲げる。たとえ「コスモス」に出詠しても、載らないだろうなあ。

「棧橋」を一応は読み通したりヤッタゼイとぞ声あぐるわれ

バッハ作パイプオルガン曲集に励まされつつ歌誌を読みゆく

          (未発表)

2010年10月25日 (月)

「コスモス」11月号

 結社歌誌「コスモス」2010-11月号を読みおえる。

 ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地(2名各15首)」、「コスモス新鋭特集(4名各7首)」など。

 「コスモス新鋭特集」の中の、M菜水さん「センターライン」7首が気になる。

 バスケットボールの選手として試合を、若々しい感性で描く。学生時代を回想してか、あるいは現在もあるチームに属しているのか。

 回想だと僕は推測するが、連作は描写が鮮やかである。

2010年10月10日 (日)

支部10月歌会

001  今日の午後1時より、F市内の某会館の1室で、「コスモス短歌会」県支部10月歌会が催された。

 事前の各人1首提出は計18首、参加者は11名だった。

 プリント、コピーされた詠草集の初めより、U健一郎支部長の指名した2名ほどが批評し、また今回は各自から自由な意見が多く出た。支部長の受け容れる意見も多かった。

 また活発な発言となり、楽しさの多い会となった。それだけに、歌会の時間も1時間近く延びた。

 プリントには毎月、「私の一首」と題して、自作より選んだ1首に思いを述べた短文を付して、連載していて(今回は第12回、M清子さんが書く)、好評を得ている。

2010年9月29日 (水)

「コスモス」10月号

 結社歌誌「コスモス」の、2010-10月号を読みおえる。

 ただし初めから、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「コスモス新鋭特集」(4名、各7首)、「新・扇状地」(2名、各15首)、それに小随筆欄「風鳥派」などを読んだのである。

 「COSMOS集」などの作品を読んでいると、若い感性にハッとする時がある。

 その中で、「COSMOS集」のS美衣さんの次ぎの作品(117ページ上段)に、付箋を貼った。

トマト缶五つも空けて週末のソース作りは魔女の気分だ

 料理の楽しみを知らない僕だけれど、料理の楽しみ、不思議さが伝わってくる作品だ。

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