カテゴリ「短歌会」の169件の記事 Feed

2016年6月23日 (木)

歌誌「コスモス」7月号「月集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年7月号より、「月集」を読みおえる。

 「月集」とは、「今月の四人」、「月集スバル」、「月集シリウス 特別作品」、「月集シリウス」の4欄の事である。

 「月集スバル」会員(選者、ないし選者経験者)では、歌壇で活躍したい人がいるだろうし、「月集シリウス」会員には未来の選者を目指す人もいるだろう。あまり想像で物を書いてはいけないのだが。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「月集シリウスのI・寿子さんの4首より。

わが畑に隣る溜池NET(ネツト)では名に負ふ釣り場となりて賑ふ

 情報格差、という程の事はなく、狭い範囲の情報だろう。ただし意外な動きを見せる場合がある。

Photo_2「フリー素材タウン」より、蓮の1枚。

2016年6月 5日 (日)

歌誌「コスモス」6月号「COSMOS集」

 結社歌誌「コスモス」2016年6月号より、「COSMOS集」を読みおえる。

 その前の「その一集」特選欄は、先の6月2日の記事(←リンクしてある)で紹介した。

 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の、特選欄である。「あすなろ集」より30名、「その二集」より12名、各5首(稀に6首)が選ばれて、選者による題名を付されて載る。望みの叶った場だろう。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。T・竹子さんの「妖怪ゲーム」5首より。

マットレスに転び飽かずに遊びをり幼き妹兄が助けて

 兄妹、姉弟の助け合いは、独特の情感のあるもののようだ。僕は2人兄弟だけれども。

Photo「フリー素材タウン」より、花菖蒲の1枚。

2016年6月 2日 (木)

歌誌「コスモス」6月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年6月号より、「その一集」特選欄を読みおえる。

 同「月集」読了は、先の5月30日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 特選の歌は、内容が(本人にとり)大きく、レトリックも用いられている。

 各選者により、多少は歌風の傾向があるようだ。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。K・蕃さんの5首より。

ふるさとは大黒舞の来しころよおぼろに思ふ松尽し唄

 大黒舞は、新年の門付け芸らしい。めでたい「松」尽くしの詞を述べたようだ。

Photo_2

「フリー素材タウン」より、花菖蒲の1枚。

2016年5月30日 (月)

歌誌「コスモス」6月号「月集」読了

 先の5月21日の記事(←リンクしてある)、「歌誌2冊」で届いた事を報せた、結社歌誌「コスモス」2016年6月号より、初めの「月集」を読みおえる。

 僕が「月集」と呼んでいるのは、元1つだった、「月集スバル」の「今月の四人」と通常欄、「月集スバル」の「特別作品欄」と通常欄、計4欄の事である。

 「月集スバル」(選者、選者経験者、のクラス)では、「今月の四人」への競争はないと見られる。それよりも歌壇的に知られる事が目標だろう。

 「月集シリウス」では、「特別作品欄」の他、7首出詠のうち、4首選と5首選が半々くらいなので、5首選を目指す競争が、あるだろう。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「月集シリウス 特別作品」欄のM・則子さんの「末期のコーラ」5首より。

伊豆一の美男子でした存分に身びいきをして父を送らむ

 父母が逝いた時、讃える挽歌で送りたい気持ちはわかる。

Photo 「フリー素材タウン」より、薔薇の1枚。

2016年5月 8日 (日)

支部5月歌会

Cimg8821 今日(第2日曜日)の午後1時より、某館の1室で、「コスモス短歌会」F支部の5月歌会が持たれた。

 事前1首出詠10名、当日参加者6名。

 支部長と事務方の用意したプリントを基に、支部長の司会で10首の1首につき2名ずつが順番で批評を述べ、支部長の講評と添削例提示で歌会は進んだ。

 半分の5首が済んだところで、途中休憩。餡餅やオレンジゼリーを頂いた。

 後半も1時間くらいで済み、次回以降の連絡事項を確認したあと、3時過ぎに散会となった。

 僕は駐車場の関係で、妻の車で送り迎えしてもらい、皆から羨ましがられた。

2016年5月 6日 (金)

歌誌「コスモス」5月号「COSMOS集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年5月号より、「COSMOS集」を読みおえる。

 同・「その一集」特選欄の読了は、先の5月3日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄であり、「コスモス」の華の1つである。「コスモス」の若手、新人の新しい秀作が集まっている。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「あすなろ集」特選、T・泉さんの「パンはまつさら」5首より。

この一世に入り来たる子はつぎつぎと我のトランプひつくり返す

 身の内に潜んでいた心情の発現の驚きを、新鮮な比喩で表した。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年5月 3日 (火)

歌誌「コスモス」5月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年5月号より、「その一集」特選欄を読みおえる。

 同・「月集」読了は、先の4月24日の記事(←リンクしてある)にアップした

 「月集」特選は、9選者×各5名×各5首。

 「月集」会員は、増えている印象で、それだけ競争率が高くなる。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。K・典子さんの5首より。

ふつと来し言葉ひとつが風のごとあはれ消えさる風すさぶ夜を

 そういう経験は、誰にもあるだろう。メモを取りましょう。本には、付箋を貼りましょう。

 詠いぶりが、なだらかである(これを、調べが良い、というのか)。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年4月24日 (日)

歌誌「コスモス」5月号「月集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年5月号の、初めの「月集」欄を読みおえる。

 本の到着は、先の4月19日の記事(←リンクしてある)、「歌誌2冊」にアップした。

 「月集」とここで呼んでいるのは「五月作品(短歌)」の初めより、「今月の四人」、「月集スバル」、「月集シリウス特別作品」、「月集シリウス」の、4欄である。

 「月集」では、悲苦を詠んで平静、平常・喜びを詠んでおおらかである。

 次の「その一集」では、所帯が大きいせいか、遡上する鮭が身を擦り合うように競り合っているようだ。

 僕が付箋を貼ったのは、「今月の四人」から冒頭の、次の1首。作者の柏崎驍二さんは、報によると4月15日に亡くなられ、享年74. 5首はいずれも旋頭歌である。

北窓に白く陰れる岩手山あり青年がわがコルセットの型を採る部屋

Photo 「フリー素材タウン」より、チューリップの1枚。

2016年4月10日 (日)

歌集出版祝賀会と、支部4月歌会

Imgp1341 今日(4月10日、第2日曜日)午前11時半より、料理屋「八兆」にて、支部会員・笠松俊子さんの歌集「花あかり」出版を祝う会が(出版よりやや月日を経たが)、会員9人が集まって持たれた。

 歌集について、このブログの昨年12月21日の記事(←リンクしてある)で、紹介した。

 支部長の言葉、笠松さんの言葉、乾杯(ビール2人、ウーロン茶で)の後、歌集を巡って、歌創りを巡って、話が盛り上がった。僕は写真も撮ったが、プライバシーに触れそうなので、ここにはアップしない。

 13時半頃より、場所を替えて、「コスモス短歌会」F支部の4月歌会(写真は、その様子)。

 僕の歌は、支部長の添削が僕の意図と逆だったが、僕の話を聞いて支部長は、その場で添削し直してくださった。

 批評が1巡し、支部長のエピソード披露等の後、15時45分頃に散会した。

 

2016年3月27日 (日)

歌誌「コスモス」4月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年4月号の、「その一集」特選欄を読みおえる。

 1冊は、2千数百名の3首~5首、他に批評等を収めるので、1ヶ月で読みおえる事は困難である(僕は何回か、読みおえた事があるのみ)。

 それで「月集」と、続く特選欄を先に読み、それから普通の選の歌を読むように、どうしてもなる。

 今回、僕が付箋を貼ったのは、次の1首。Y・啓子さんの5首より。

戦死の父、過労死の母偲びつつ戦後七十年の除夜の鐘聞く

 戦争は、兵の父を飢餓死させ(他の歌に拠る)、遺った母を過労死させ、その子の自分をも苦しめたであろう。苛酷・悲惨な事である。

Photo_2ダウンロード写真集「フォト満タン」より、桜の1枚。

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