カテゴリ「写真集」の101件の記事 Feed

2013年11月30日 (土)

「日本の祭り 8」

Cimg7405 写真集「日本の祭り 8 九州・沖縄」を見おえる。

 講談社、1982年・刊。

 8冊のシリーズの最終巻である。「7 中国・四国」は、今月25日の記事(←リンクしてある)で紹介した。

 熊本県山鹿市の「山鹿灯籠祭り」は、和紙と糊だけで作られた灯籠を、頭上に載せた女性が、ヨヘホ節に合わせて踊る祭りである。

 長崎くんち、唐津くんちが、エキゾチックである。

 沖縄の祭りでは、大宜味(おおぎみ)村の「塩屋のウンジャミ」、「糸満ハーリー」、「那覇ハーリー」などの競漕、海からの神を迎える「ヌイシジチ」、「ウプヌシガナシのウプグイ」など、独特の祈願がある。

2013年11月25日 (月)

「日本の祭り 7」

Cimg7393 講談社「日本の祭り」シリーズより、「7 中国・四国」を見おえる。1983年・刊。箱入り。

 今月11日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「6 近畿Ⅱ」に継ぐ本である。

 愛媛県今治市の「吹揚神社春祭り」では、今治市地方だけにある、3層、4層になる「継ぎ獅子」の上で妙技を見せる。

 広島県千代田町の「壬生の花田植え」、島根県三隅町の「黒沢の囃子田」、愛媛県城川町の「三島神社卸田(おんだ)祭り」、他の田植え祭りは、豊作を祈願するものだろう。

 四国の盆踊りでは、徳島市の「阿波踊り」が欠かせない。

 香川県土庄町の「小豆島の虫送り」、島根県石見町の「石見(いわみ)町の虫送り踊り」も風情があるようだ。

 高知県本川村の「本川神楽」、岡山県成羽町の「備中成羽(びっちゅうなりわ)神楽」等、各地の神楽が古式ゆかしい。

2013年11月20日 (水)

「源氏物語絵巻」

Cimg7386 「別冊太陽 源氏物語絵巻五十四帖」を見おえる。

 平凡社、1976年5刷。

 絵は、写真の表紙を見てもわかる通り、整ったものばかりではない。

 この本では、それぞれの絵がどの場面か、よくわかる。

 僕は源氏物語を(原文でも現代語訳でも)読んでいないし、ストーリーもよくわかっていない。

 しかし前後の話を述べ、場面を指定することで、理解が助けられた。

 このシリーズに特徴の綴り込み付録にもある、詞書きが、豪華な紙にかなの筆書きで美しい。

 「別冊太陽」は優れたシリーズだったと、のちに知った僕は思う。

2013年11月19日 (火)

「高嶋谿雲従心作品集」

Cimg7379 書家・高島谿雲氏の、古稀記念作品展の図録、「従心作品集」を見おえる。

 平成10年・刊。

 彼は福井の地で創作しながら、全国的に活躍している。数々の賞を受賞し、数々の書道会の役員を務めている。

 写真は、44ページから45ページにわたるところで、右が「弾琴復長嘯」、左が「深林人不知」である。

 ワープロ、エクセル等の時代になった今、文字の美しさを追求する書道が、価値を高めている。

2013年11月11日 (月)

「日本の祭り 6」

Cimg7357 写真集「日本の祭り」シリーズより、「6 近畿Ⅱ」を見おえる。

 1983年、講談社・刊。

 今月7日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「5 近畿Ⅰ」に継ぐ本である。

 この本では、三重県、和歌山県、大阪府、兵庫県の、4府県の祭りが取り上げられる。

 大阪府の、住吉大社「住吉の御田(おんだ)」、杭全(くまた)神社「御田(おんだ)」では、田植えに種々の芸能が奉納される。

 三重県各地では、「カンコ踊り」と呼んで、腹部に横付けした太鼓を打ちながら踊る、祭りがある。

 兵庫県の上鴨川・住吉神社の秋祭りで催される田楽・猿楽は、世阿弥以前の能をしのばせる神事とされる。

 僕が見ても奇異な日本の祭りを、外国人が見たなら、どんなに珍しく思うだろうか、と思いを馳せる。

2013年11月 7日 (木)

「日本の祭り 5」

Cimg7340 写真集シリーズ「日本の祭り」より、「5 近畿Ⅰ」を見おえる。

 講談社、1982年・刊。

 今月1日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「4 東海」に続く本である。

 この本では、京都府、奈良県、滋賀県の3府県の祭りが取り上げられる。

 京都府では3大祭り、葵祭、祇園祭、時代行列が、平安朝をも思わせて、ゆかしい。

 また大文字山の大文字送り火など、五山の送り火は、不思議な行事である。

 奈良市の「お松明」、京都市の「嵯峨のお松明」、滋賀県の「松明祭り」などは、春の火祭りである。

 若狭神宮寺の「お水送り」を受け取る、奈良市・東大寺の「お水取り」は、古い時代の想像力を思わせる。

 

2013年11月 5日 (火)

写真集「黄河」

Cimg7338 写真集「黄河」を見おえる。

 1986年、中国民族画報社・編集、日中映像企画・発行。

 多くの泉より成る源流から(数知れない支流を集め)、5464キロメートルを流れ、渤海に至るまで、多くの写真とそれに付した説明により、紹介している。

 地上から水平に、あるいは山を仰いだ写真だけではなく、空中撮影の多くの写真にによって、黄河の全貌をわかりやすくしている。

 河だけではなく、周辺の少数民族を含め、生活、文化、産業の様も示されて、歴史を含め様子がわかりやすい。

 今はさらに現代化が進んでいるだろう。

2013年11月 1日 (金)

「日本の祭り 4」

Cimg7327 全8巻の写真集「日本の祭り」より、第4巻「東海」を見おえる。

 講談社、1983年・刊。

 今年10月16日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「3 甲信越・北陸」に続く本である。

 神奈川県相模原市・座間町の「相模の大凧あげ」では、端午の節句に、10数メートル四方の大凧をあげて、男児の成長を願う。

 岐阜県美濃市の「美濃祭り」では、地元産の和紙を染めて飾った「花みこし」が、30数台繰り出す。

 静岡県新居町の「新居の手筒花火」では、手筒花火を諏訪神社に奉納して、勇壮である。

 神奈川県鎌倉市の「鶴岡八幡宮例大祭」では、奉納の流鏑馬が古式ゆかしい。

 神奈川県三浦市三崎の「チャッキラコ」は、少女たちの小歌踊りが小正月を祝って、可愛らしい様である。

 

2013年10月 9日 (水)

「日本の祭り 2」

Cimg7270 写真集「日本の祭り 2 関東」を見おえる。講談社、1982年・刊。

 先の10月4日の記事、「1 東北・北海道」に継ぐ本である。

 関東(とくに東京)の祭りでは、参加者が多くて混み合っている。

 漁師の祭り(大津のお船祭り、等)は勇壮である。

 男女の童の稚児がかわいい。

 秋祭りは賑やかでも、冬に向かうせいか、淋しさをまとう。

 祭り半纏の写真集、東京の市(凧、朝顔、ほおずき、羽子板、等)の写真も、実際を知らぬ身には興深く面白い。

2013年10月 4日 (金)

「日本の祭り ①」

Cimg7260 全8巻の「日本の祭り」より、第1巻の「東北 北海道」を見おえる。
 講談社、1982年・刊。

 写真集としてはこれまで、「探訪 日本の古寺」(全15巻)を見て来て、今年7月8日の記事(←リンクしてあり)で第3巻に至ったのだけれど、嫌気が差したので、しばらく中断する。

 この時節に「祭り」でもないだろうという意見もあるだろうが、郷土愛の1表出として、各地の祭りを見ていきたい。

 「① 東北・北海道」では、東北の有名な「ねぷた」「ねぶた」等の他、小さい祭りまで多く取り上げられている。

 大震災の諸事情で取り止めになった祭り、逆に復興の1表象として催された祭りもあるだろう。

 北海道の祭りでは、アイヌ民族の行事を全体的に記録しておく必要があると思う。

 100ページのカラー写真篇は見たけれど、それに続く73ページに渉る研究・解説篇は読まなかった。忙しい(?)し、研究する訳ではないので、ご寛恕願いたい。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート