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2008年12月29日 (月)

オマル・ハイヤーム作「ルバイヤート」

001  オマル・ハイヤーム作「ルバイヤート」を読みおえる。

 小川亮作・訳、岩波文庫、1987年34刷。

 帯つき、173ページ。

 この本には、11世紀ペルシアの詩人、オアマル・ハイヤームの作った(疑念を残す作もある)、ルバイヤート(4行詩の1形式)の143篇が収められている。

 彼はこの集で、人生のむなしさ、はかなさを歌い、酒と恋による慰めを歌っているが、なにか楽しそうな書き振りだ。

 巻末の解説は長文で、オマル・ハイヤームの生涯、彼のルバイヤートが世に広まった経緯、邦訳の歴史、ルバイヤートの韻などが述べられているが、僕はそれらにあまり興味がないので、ほとんど読まなかった。

 僕の最もお気に入りの1篇を、以下に引く。

  ルバイヤート 35

若き日の絵巻は早も閉じてしまった、

命の春はいつのまにか暮れてしまった。

青春という命の季節は、いつ来て

いつ去るともなしに、過ぎてしまった。

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