「鮎川信夫全集Ⅲ 評論Ⅱ」を読みおえる。
1998年、思潮社・刊。
箱、帯、本体にパラフィン紙カバー。622ページ。
この集には、「現代詩の分析」「現代詩作法」「日本の抒情詩」「詩の見方」の、4冊の本が収められた。
いずれも入門書、解説書的な本だが、詩の理論家である鮎川信夫らしい言及がある。
僕が本格的に詩を書き始めた高校生初期に、これらの本をよんでいたらなあ、また別の詩を書いていたかも知れない、という思いがある。
僕の現代詩入門書は、当時に三一書房から出ていた「高校生新書」より、小海永二「現代詩入門 ~戦後詩への招待~」だった。カバーが傷むほど、僕は繰り返し読んだものだ。
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