サスケの本棚

　庭で花木の花が咲く。

　左上の写真は、黄木蓮の花。すでに散りがたである。

　右上の写真は、白、赤、ピンクの花の躑躅である。

　大株３株をアングルに入れるポイントを、偶然に見つけた。今春もよく咲いてくれた。

　左下の写真は、ハマナスの花である。１株に１０輪くらい咲いている。

　庭の花木の花も、春のぶんは仕舞いがたである。

　「コスモス」２００９－５月号を読みおえる。

　初めから「COSMOS集」までと、「新・扇状地」、他。

　付箋を貼ったのは、次の１首。

　　雀子が砂浴びをなす片羽根に砂かき入れて上手に遊ぶ

　　　　　９９ページ下段、YMさんの作より

　「片羽根に砂かき入れて」と丁寧に見ているところ、また楽しそうな様子が伝わってくるところ、優れた作品と思う。

　「歌壇」２００９－５月号を読みおえる。

　短歌作品とともに、散文では「追悼　森岡貞香」４編を丁寧に読む。まとまった形で、作品を読んでみたい。

　朝９時に家を出て、「紫式部公園」へ向かう。

　妻の車運転で、２つ隣の市・越前市（旧・武生市）にある当公園で催される「第１６回　式部とふじまつり」を観るためである。

　紫式部は１年間だけ、越前市に住んだ事があるそうで、藤の花咲く今ごろに祭が催される。

　棚の藤は、房が短いけれども、よく咲いてどくとくの匂いがした。またフリーマーケットが多数出店し、賑わっていた。

　平安衣装をまとった時代行列が目当てだったけれど、午後２時からとのことで、待っていられないので、そうそうに帰路に就いた。

　京都府の書店「三月書房」のホームページで、「短歌本の新刊特価コーナー」より、「生方たつゑ全歌集」を購入した。

　角川書店、昭和６２年再版。輸送箱つきというか、２重箱になっている。

　外箱は縦長だけれど、内箱と本体は横長の点、それと１ページ２１首と混んでいる点が、難点か。

　あとがきを読むと、生前の初版発行なのだけれど、三省堂「現代短歌大事典　普及版」（２００４年・刊）によると、そのあと全歌集の発行はなく、その後の歌集も「冬の虹」１冊だけらしいので、購入を悔んではいない。

　本を買えることは幸いだけれど、喜んでばかりもいられない。借金を背負うようなもので、１冊ずつ読了して、借りを返さなければならない。本は待ってはくれるけれども、かなりのプレッシャーがある。

　職場の花壇では、初夏めく暖かさのなか、少しずつ花が咲いている。

　左の黄色い花は、ポピー（ケシ）の１種だと思うが、よくわからない。

　右の写真の白い花も、種類がわからない。

　育てていなくて、花の写真だけを撮る、弱みである。

　このほかに、チューリップ、金魚草が少し咲いている。