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2010年9月 8日 (水)

三浦哲郎氏逝く

 先日(2010年8月29日)、小説家の三浦哲郎が逝いた。享年79.

 僕が初めて読んだ三浦哲郎の小説は、芥川賞受賞作の「忍ぶ川」(新潮文庫)だった。

 そのあと、それ以前の短編を集めた文庫本も読んだ。

 エッセイ風の本も含め、文庫本ばかり、10冊以上を読んだ筈だ。

 しかし「夜の哀しみ」(新潮文庫・上下)で躓いてしまって、「百日紅の咲かない夏」(同)も買ったまま開いていない。

 ただしその後にも出た短編小説集「短編集モザイク」シリーズ、3冊は読んだ。

 一族の宿命を描く小説を大成した長編「白夜を旅する人々」など迫力があったが、その短編小説は絶品の味わいがあった。

 もっと活躍を続けてほしい小説家だった。

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コメント

こぐま星座さん、コメントを下さり、ありがとうございます。
今日は用事があったので、他日、レンタルビデオ屋さんへ行きます。
「アマゾン」で値段を見たら、とても高価でした。

迷わず、レンタルビデオ屋さんへ直行!
今なら、旧作80円なんちゃって。

映画「忍ぶ川」は、どうすれば観られるかな。
映画館にもテレビにも疎いし。
DVDで出ているのかな。

あの映画だけは見ておいたほうがいいですよ。
監督はたしか熊井啓さんといったかなぁ?
友人に、死ぬときはこのビデオを一本、棺入れてほしいといっている映画ファンがいます。

こぐま星座さん、コメントを下さり、ありがとうございます。
僕はその映画を、残念ながら観ていません。ポスターか何かの1場面は、覚えています。
文学賞は多くなりましたね。ジャーナリズム受けを狙った授賞があったりしてね。

あのころは文学賞にすごく権威があった気がする。
今は文学賞が乱立しすぎているのか、文学に対する価値観が細分化されすぎているのか芥川賞といってもあまり騒がれないね。
そういう意味では「三浦哲郎」って最後の芥川賞作家と言う気がするなぁ。

映画「忍ぶ川」もよかったなぁ。
栗原小巻と加藤剛。
栗原小巻のあのとんがったオッパイが30年たった今も目に焼きついて離れませんね。
でもあのオッパイは今はもう・・
ああ、これ以上は・・・

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